ナ行/邦画

「二十四の瞳」1954

2.木下恵介が描いた涙 戦後の日本映画黄金期を支えた巨匠のひとり、木下恵介監督作品。天才と称される木下の映画で、おそらく最も多くの観客を動員した作品。日本が壊滅的な敗戦を経験して9年目に公開された本作は、その年の興行面と批評面で圧倒的好評を…

 「22才の別れ Lycoris―葉見ず花見ず物語」2006

大林宣彦の“大分+伊勢正三”モチーフ作品第2弾。昨年の東京国際映画祭の時は気づきませんでした。本日、テアトル新宿の公開初日。初回上映を観るなど初めてのこと。上映終了後に舞台挨拶あり。大林監督と主演の筧利夫だけかと思ったら、とんでもありませんで…

 「二百三高地」1980

途方も無い消耗戦で多数の戦死者を出した、日露戦争における旅順攻略を描く東映の超大作。公開当時、さだまさしの主題歌「防人の唄」と共に大ヒットしました。 しかし動員の中心は中高年層以上であり、自分ら若い世代はあまり関心を持たなかった記憶がありま…

 「なごり雪」2002

Photoすべて(C)PSC・TOS.E.P・大映 万人受けに何ら執着することなく、気に入ってくれるひとにだけ大切にそっと手渡してくれるかのような1本です。大林宣彦監督作品の持つ、非リアリズムの魅力がわかる観客への贈り物。監督自身が自らの21世紀を本作から始め…