2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「赤ひげ」1965

3時間5分という長尺でありながら、飽きたり間延びしたりすることの全くない見事な出来栄え。黒澤明監督全作品中、ある意味最も完成度の高い映画だろうと思います。所謂チャンバラ=殺陣がない時代劇でこれほど面白く観られる作劇はそうそうありません。 1962…

「赤い鯨と白い蛇」2005

神田神保町の岩波ホールにかかっていた時に関心がありながら、そのままにしていました。DVDでようやく鑑賞。 日本テレビのドラマ・ディレクター、芸術祭女とも呼ばれたせんぼんよしこ氏の、初めての劇場用映画監督作品。これはなかなか素敵な映画でした。…

 「劇場版デジモン・アドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」2000

ようやく観ることができました。「時をかける少女」2006で名を上げた細田守監督の劇場作品出世作。“デジモン”シリーズ自体は未見でしたが、そんなことは大した支障ではなく堪能できます。確かに見事な中篇映画でした。面白く手に汗握って燃えられるストーリ…

 「妻は告白する」1961

かつて大映がつるべ打ちした“監督:増村保造&主演:若尾文子”作品群の代表作。 TSUTAYAの邦画コーナーに増村作品がずらっと並んでいることに意外な嬉しさを感じています。好きなんです、増村保造。リアルタイムで接したのは高校時代に観た「曽根崎心中」。…

「300 スリーハンドレット」2007

アクション映画としての面白さは図抜けていると思います。そして残酷な描写がこれでもかと詰め込まれているにも関わらず、画面の美しさが強く印象に残ります。その意味でとっても完成度が高い映画です。私はまったく飽きません。素晴らしかった。 しかし、本…

 印象深い劇場鑑賞作(時系列)

最近覗いていただけるようになった方も少しだけ増えてきました。ですので自己紹介代わりにリアルタイムで影響された作品について記してみたいと思います。今年5月初旬に記したページの複写焼き直しに過ぎないのですが、ご参照いただければ幸いです。優れた作…